2014年 03月 24日
ホンダ、新コンセプトモデル「NM4」を世界初公開 |
3月21日、「第30回大阪モーターサイクルショー2014」においてホンダの新コンセプトモデル「NM4」が世界初公開された。
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同日、開場直後に行われたプレスカンファレンスとアンベールの瞬間、SFの世界から抜け出してきたようなその容姿を見せられた多くの人々は、少なからず驚 きに声を上げた。 NM4(エヌエムフォー)は、「近未来」と「COOL」を開発のテーマに設定、これまでのモーターサイクルとは一線を画した新感覚で独自のスタイリングを 追求したモデル。
ホンダの多くのラインナップ、これまでのモデルの中にあって、きわめて革新的なデザインであるこのNM4は、コンセプトに掲げた「フロントマッシブスタイ リング」と、ライダーが潜り込むようにして車両との一体感を重視した「コックピットポジション」を具現化。この低く構えたコックピットポジションと、ア ジャスタブルタイプのバックレストによって、新感覚のライディングフィールを楽しむことができる。
また、見やすさと楽しさを表現したインストルメントパネル越しに見える風景は、映画の世界に入り込んだかのようなNM4ならではの世界とされ、力強さを表 現したフロントフェアリングには、LEDヘッドライトを採用。また、テールランプとウインカーにもLEDを採用。フロントフェアリングの左右には、小物な どを収納できるユーティリティーボックスを設ける。
バリエーションは、ワイドで迫力のあるリアタイヤとローフォルムを強調し絞り込んだスタイリングの「NM4-01」と、独特の存在感とボリュームのあるリ アデザインの「NM4-02」の2タイプを設定。NM4-02の左右のリアボディーには、ユーティリティーボックスとしての機能を持たせている。
他に例を見ない、強烈なデザインのエクステリアのフルカバーされた車体内部は、ほぼホンダのNC750シリーズをベースとしたものと思われ、専用のアライ メントとシートレールを低くされたフレームに、同様にNC750から流用される750ccの水冷OHC直列2気筒エンジンを搭載。駆動系はホンダ独自の有 段自動変速システムであるDCT(デュアルクラッチトランスミッション)のみの設定とされている。
また、ほとんどチョッパータイプのモデルに近いアライメントとライディングポジションとされ、リヤには200/50サイズの極太タイヤを履きながら、実は、走りにもこだわったハンドリングも特徴と言われる。
NM4はコンセプトモデルでありながら、すでに市販予定車でもあり、早ければこの4月にも国内で発売される可能性も高い。昨年の東京モーターショーで19 機種の市販予定車を発表し、以来矢継ぎ早に新型モデルを国内市場に投入し続けるホンダ。この個性的なモデルを加えて新車ラッシュはまだ続きそうだ。
このNM4は、3月28日(金)から30日(日)まで東京ビッグサイトで開催される「第41回東京モーターサイクルショー」にも出展される。
今、もっとも乗ってみたい1台であるこのNM4、その動力性能やハンドリングには当然興味があるが、一度、バックミラーに移る姿とそれを見た瞬間を体験してみたい。
NM4の概要
全長×全幅×全高(mm):2,380×810×1,170
シート高(mm) : 650
エンジン型式 : 水冷・4ストローク・OHC・直列2気筒
総排気量(cm3) : 745
トランスミッション : デュアルクラッチトランスミッション(標準装備)
タイヤ :
前:120/70ZR18M/C(59W)
後:200/50ZR17M/C(75W)
リサーチ:テック サイバーファーム ウェア 半田貞治郎
by handasadajirou3
| 2014-03-24 07:00
| 国内二輪