ポルシェの世界販売、13年は前年比15%増で過去最高 |
1月9日、ドイツのポルシェは2013年の世界販売台数が前年比14.9%増加し、過去最高の16万2145台になったと発表した。ロサンゼルスで2013年11月撮影(2014年 ロイター/Lucy Nicholson)
【フランクフルト】ドイツのフォルクスワーゲン VOW.XE -0.10% 傘下のスポーツカーメーカー、ポルシェ PAH3.XE +0.48% は9日、2013年の世界販売台数が前年比で増加したと発表し、14年も成長が続くとの見方を示した。
取締役のベルンハルト・マイヤー氏は、発売間近の小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「マカン」にも支えられて「14年は販売台数が再び前年を上回るはずだ」と述べた。
13年の世界販売台数は前年比15%増の16万2145台。12月単月では前年同月比23%増加した。
これは売上高で世界最大の自動車メーカー、フォルクスワーゲンの成長をポルシェが引き続きけん引したことを示す。米州やアジアでの力強い需要に加え、車種の追加やモデルチェンジも販売好調に寄与した。
13年の地域別では中国が20%増の3万7425台、米国が21%増の4万2323台。一方、欧州は4.4%の増加にとどまった。
ポルシェのマティアス・ミュラー最高経営責任者(CEO)は「中国は2015年か16年に米国を抜き、当社最大の市場になるだろう」と述べた。
マカンについては年産5万台の計画だが、市場の反応が良いため増産を検討していると明かした。
2013年の業績見通しは据え置いた。14年の見通しは3月に公表するという。
リサーチ:テック サイバーファーム ウェア(半田貞治郎)