ライバルへの接近を期待するルノー |
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ルノーはソフトウエアのアップデートを次なる段階へと進める今週末のスペインGPでパワーユニットをさらに前進させられると自信を見せている。
シーズン開幕からスロースタートとなったルノーは今年から採用されたV6ターボエンジン規約においてメルセデスの背中を追っているが、その差を縮めるべく ソフトウエアをアップデートするという。4チームいるカスタマーのうち、とりわけエンジンパフォーマンスの改善を当てにしているのがレッドブルだ。
今週末のバルセロナで強化を発揮できると確信するルノーのトラックオペレーション責任者、レミ・タフィンは「スペインGPは中国でスタートさせたパフォーマンス進化の第二ステージとなるだろう」と強調した。
「視覚的に分かるハードウエアのアップグレードはそれほど多くないものの、ソフトウエアには重大な改良を施しているので、ドライバビリティがさらに強化さ れ、それに伴い全体的なパフォーマンスも強化されるはずだ。エネルギー管理や効率性も前進を遂げているのでバルセロナでも上昇の流れが続くことを願ってい る」
加えて、タフィンはルノーのアップデートがカタロニア・サーキットの特性にうまく結びつけば、序盤4戦で見たルノーとメルセデスのパフォーマンス差はそれほど大きくないかもしれないとの考えを明かした。
「サーキット自体は中程度に要求が厳しいコースだと言える。今年のテストでは訪れていないが、そもそもの準備は複雑でないので、サプライズはないと思って いる。中国とスペインの合間に3週間が空いたので、大幅な進歩を遂げられた。実際、今回のレースは残りのシーズンで走るコースの大半の特性を平均したよう な部分があるので、"エンジンレース"としてははるかに接近しているかもしれない」
「ドライバーが激しくブレーキングするターン10のようなタイトなコーナーやシケインがある関係でバルセロナは比較的にエネルギー回生が容易だ。(タイト コーナーでもシケインでも)どちらもMGU-Kがリチャージするチャンスになるし、長いピットストレートがあるのでMGU-Hがバッテリーを完全に消耗す ることはない。複数の異なる速度のコーナーがあるため、燃料消費が大きな問題になることはないだろう」
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リサーチ:テック サイバーファーム ウェア 半田貞治郎