2014年 04月 21日
ホンダに続きBMW、フォードがF1に復帰!? |
モータースポーツ界は経済状況に大きく左右される。F1では、2008年のホンダに続き、2009年にBMWとトヨタが撤退し、エンジンサプライヤーの数が半減。今シーズンはコスワースのエンジン供給もなくなり、F1のエンジンサプライヤーはフェラーリ、ルノー、そしてメルセデスの3社のみとなった。しかし、ここにきてこの状況に明るい兆しが見えてきたようだ。
現在ではトロ・ロッソとなっているチームの創設者であるジャンカルロ・ミナルディは、 F1のテストセッションやグランプリでBMWのエンジニアたちがこのところ頻繁に目撃されていることを指摘し、エンジンのレギュレーションが改定されたこ とに伴い、BMWがF1に復帰する可能性があるとコメントしたという。同氏によると、BMW内ではマーケティング部門がF1復帰を後押ししており、5月の 取締役会で復帰の有無が決定される予定だという。復帰となった場合、以前のBMW ザウバーのようにチームとして参戦するのではなく、エンジンサプライヤーに留まる可能性も高いが、どのチームに供給することになるのかは現在のところ不明だ。
それだけではない。フォードは、コスワースが進めてきたV6 ターボエンジンの開発プロジェクトを引き継ぐことを検討しているという。長年フォードの資金提供を受けてF1にエンジンを供給していたコスワースは、 2006年シーズン終了と共にF1から撤退したが、2010年にコスワース自身の名前でF1に復帰。2014年のレギュレーション改定に向けても新たなエ ンジン開発プロジェクトを進めてきたものの、今季はF1から姿を消し、そのプロジェクトも頓挫していた。
ホンダ、BMW、そしてフォードがF1に復帰するとエンジンサプライヤーが6社となり近年では2008年に並ぶ最多のサプライヤー数となる。今後の動きから目が離せなくなりそうだ。
リサーチ:テック サイバーファーム ウェア 半田貞治郎
by handasadajirou3
| 2014-04-21 19:23
| モータースポーツ