2014年 02月 13日
ホンダ、「シビック TYPE Rコンセプト」をジュネーブ・モーターショーに出展すると発表! |
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ホンダの(かつての)基幹車種「シビック」をベースに、高出力エンジンを搭載して足回りや内外装に手を入れた「シビック TYPE R」 は、過去に発売されたモデルが現在でも高い人気を誇る"FFのスポーツカー"。これまでの高回転型自然吸気エンジンに替わり、4代目となる新型では初の ターボ過給付き2.0リッター直列4気筒直噴エンジンが採用されることになっている。これはホンダの新世代パワートレイン技術群「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」の1つとして開発されているもので、「走りと燃費を高次元で両立させる」とホンダは言う。す でにそのプロトタイプ(下の画像)に試乗したUS版Autoblogの記者によれば、このエンジンは280馬力以上の最高出力を発揮する「モンスター」であるとのこと。環境性能を重視するあまり、Type Rの名前が相応しくないクルマになってしまう心配は要らないようだ。
ベースとなるのは、日本の市場からその名前が消えてしまった今もヨーロッパでは販売されているシビックの5ドア・ハッチバック(下の画像)。ジュネーブショーに先駆けて公開されたスケッチを見ると、大型のリア・ウイングやディフューザーの左右から覗く4本のエキゾースト・テールパイプ、そしてエアダクトが開けられた前後フェンダーと大径ホイールなどが確認できる。
今回のジュネーブ・モーターショーに出展されるモデルは、「2015年に欧州での発売を予定している」シビック TYPE Rの、「デザインの方向性を示すコンセプトモデル」であるとのこと。日本における発売についてはまだ何も発表されていない。もし日本でも販売されるとした ら、2代目「EP3」型や、先代のヨーロッパ仕様モデル「FN2」型のように、イギリスで生産された車両を日本に輸入することになるだろう。
そんな、やきもきする母国ファンを尻目に、ヨーロッパではFIA世界ツーリングカー選手権で既に赤い「H」バッジを付けたシビックが活躍し、その公道バージョンのような(排気量は異なるけれど)新型シビック Type Rは、あのニュルブルクリンク・サーキット北コースで市販前輪駆動車の世界最速ラップを狙う予定だという。
日本市場への導入を期待しつつ、今はジュネーブで実車が公開される日を楽しみに待ちながら、以下のリンクからUS版Autoblog記者によるプロトタイプ試乗記の方も是非ご覧いただきたい。きっとますます欲しくなるはず。ギャラリーには懐かしい歴代シビック Type Rの画像もご用意したので、そちらもどうぞ。
リサーチ:テック サイバーファーム ウェア(半田貞治郎)
by handasadajirou3
| 2014-02-13 01:14
| 国内四輪