東北最大級モーターショー |
東北最大級の自動車ショー「仙台モーターショー」が2月22、23の両日、仙台市宮城野区の夢メッセみやぎで開かれる。前回の2011年は震災の 影響で中止となったため、4年ぶりの開催となる。国産車や輸入車のメーカー・ディーラー16社が最新モデルなど計約100台を展示する。身近な移動手段と して期待される超小型車など「未来のクルマ」に注目が集まりそうだ。
会場には、これまでで最多となる59のブースが設けられる。来場者は3万5000人を見込む。
軽自動車より小さい1~2人乗りの超小型車は、メーカー各社の開発が本格化しており、モーターショーでも展示の目玉として力を入れる。
トヨタ自動車グループのトヨタ車体(愛知県刈谷市)は、市販している1人乗り電気自動車「コムス」を展示する。日産自動車やホンダは、超小型車の試作車を並べる。
2012年に発足したトヨタの子会社、トヨタ自動車東日本(大衡村)は今回が初出展となる。小型ハイブリッド車「アクア」のオープンカーなど3台の展示を予定している。同社は「東北が小型車の一大生産拠点であることをアピールしたい」とする。
トヨタや日産、ホンダなどの車が試乗できるコーナーもある。
主催する日本自動車販売協会連合会宮城県支部によると、新車販売は今後、4月の消費税率引き上げなどによる落ち込みが懸念される。菊池憲満・常務理事は「モーターショーを通じて車の多彩な楽しみ方を伝えることで、需要を掘り起こしたい」と話す。
仙台モーターショーは不定期に開かれており、今回が9回目となる。入場料は一般500円、中学生以下は無料。
リサーチ:テック サイバーファーム ウェア(半田貞治郎)